支援室(臨床研究コーディネーター室)のご紹介
当院は神戸市の基幹病院として、地域住民の生命と健康を守るために、患者中心の質の高い救急医療・高度医療を提供しております。また、より安全でより有効な医療を開発するために、治験・臨床研究の取り組みにも注力しております。
このような背景から、当院の治験・臨床研究実施数は、年々増加しています。私たち臨床研究コーディネーターは、質の高い試験の実施と、試験に参加いただいた患者さんの安全を確保しながら、院内スタッフと製薬会社との調整業務などの、様々な支援をおこなっています。
臨床研究コーディネーター(CRC)の人員構成(2024年4月現在)
CRC14名+LDM1名
・構成:看護師9名、臨床検査技師3名、薬剤師2名、LDM1名
・日本臨床薬理学会の認定CRC:11名
・上級CRC研修修了者:11名
その他SMO 4社
・各社3-4名のCRCが当院を担当されています。
・概ね常駐の勤務形態となっています。
多領域にわたる試験を支援
実施中の治験一覧新規支援数 | 30件/年(2023年度) | |
---|---|---|
内訳 | 企業治験 | 25件 |
医師主導治験 | 4件 | |
治験検査受託 | 1件 | |
支援総数 | 167件/年(2023年度末) (2023年度支援CRC内訳:院内 107件 SMO 60件) |
|
内訳 | 企業治験 | 133件 |
医師主導治験 | 15件 | |
特定臨床研究 | 11件(うち先進B2件) | |
その他臨床研究 | 8件 | |
区分 | 医薬品、医療機器、再生医療等製品 | |
領域 | 固形がん (肺がん、消化器系がん、婦人科系がん、泌尿器科系がん、乳がん、等)血液がん(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、移植関連薬剤、移植後合併症等)その他疾患(認知症、心不全、ALS、SLE、重症筋無力症、小児喘息、難病・希少疾病等)重症集中・救急(脳梗塞、ARDS、ギランバレー症候群、等)放射線医薬品、PETを用いた分子イメージング | |
相 | 第Ⅰ~Ⅳ相、拡大治験 等 |
チーム制を採用
・試験ごとにメイン/サブの担当を決定し、業務内容に応じてチームを作り業務分担しています。時にはチーム横断的にミーティングを行う等、フレキシブルな対応を行っています。
・これまでの経験、自身の希望、キャリア形成、勤務形態等を考慮して担当試験を決定しています。
研修・学会参加
・部内で作成したCRCの教育プログラムを導入しています。
・研修会や学会は、各自の目標や課題に応じて主体的・計画的に参加し、参加後は勉強会での発表や報告書等で情報共有をしています。
・学会等での発表も積極的に行っており、日々の業務の評価と還元に取り組んでいます。
働きやすい職場
・ワークライフバランスを重視しており、休暇を取得しやすくするために、チーム内で情報共有し、業務分担を行っています。
・試験の立ち上げや被験者の組入れが重なる時期や、急な業務の発生時以外には遅くまで残る必要はなく、定時で帰宅できるよう配慮をしています。
・院内保育所もあり、安心して働くことができます。
・試験の立ち上げや被験者の組入れが重なる時期や、急な業務の発生時以外には遅くまで残る必要はなく、定時で帰宅できるよう配慮をしています。
・院内保育所もあり、安心して働くことができます。