令和6年度採用の募集期間は、令和5年9月6日(水)~10月6日(金)です

集中治療フェロー募集要項

目的

集中治療を専門に勉強したい若手医師(医師免許取得後、概ね卒後5年以上(令和6年3月末日時点))が、G-ICU、E-ICUの重症部門及びCOVID-19重症患者病棟において集中治療に関する高度かつ専門的な知識や技能を習得することを目的とします。
なお、所属は「麻酔科(ただし、救急部を兼務)」とし、各重症ケアユニットの室長の指示に従い業務を行っていただきます。経験に応じて術中麻酔及びERでの研修も行います。また、当直は他の重症ケアユニットへのローテーションの有無にかかわらずG-ICU、E-ICUの重症部門及びCOVID-19重症患者病棟のみとします。

獲得すべき主要コンピテンシーは以下のとおりです。

1年目

集中治療業務を遂行するにあたり必要な一般的知識・技能を習得する

2年目

集中治療の教育に関する知識・技能・態度を習得する

3年目

集中治療部の運営に関する知識・技能・態度を習得する

制度の特色

勤務先はG-ICU、E-ICU及びCOVID-19重症患者病棟を基本とします。希望によりSCUやCCUなどにローテーションすることができます。重症患者の治療を多く経験することができ、集中治療に関する高度な専門知識(子供から大人まで)を習得することができます。

制度創設の背景

集中治療の世界的トレンド

近年の集中治療関連領域の発展は、高度医療の発展に伴う医療の複雑化と重症化そして高齢化にともなう必然的結果と考えられ、それに呼応するかたちで我が国の医療システムは急性期医療に重点的に資本を投じる方針となっています。近い将来、当院ICU入室必要者数が現在の2倍以上、という事態もありうると考えています。

急性期医療センターとしての当院の役割と集中治療医

当院は神戸市全域から周辺も含めた地域の中核医療機関であり、救急医療、高度医療分野で大きな役割を担っています。この期待に応えるためには、各専門医療チームの充実もさることながら、地域の単独医療機関では対応できない複数科が関わる重症疾患や診断に難渋する疾患に対応できる病院総合力の向上が必要です。当院の集中治療部門がカバーする領域は予定手術後管理から救急経由の外傷や原因不明の内科重症患者、小児まで多岐にわたり、潜在的需要はさらに大きいと考えています。また、当院は神戸市内の重症COVID-19患者の対応を担っております。

専門医制度

当院は、本格的な集中治療部門を持つ病院、及び集中治療専門医を育成できる数少ない教育病院として、成長してきました。スタッフ、専門医の数も年々増加してきています。また、集中治療室はそれを専門とする医師だけでなく、各科専門医が全身管理や他科との連携を学べる場でもあり、専門科に固執せず幅広い知識・技量をみにつけようとする若手医師たちにとっても、魅力的な職場、修行の場となるのではないでしょうか。このような考えを背景に、当院では今後増加するであろう短期間の集中研修あるいは集中治療専門医取得を目的とした短期就職希望者を対象に、フェロー制度を発足させることとなったのです。我々と共に学んでいきましょう。そして、当院での研修後も集中治療に長く専従し、臨床のみならず、研究、教育にも活動的なコアとなりうる人材となってくれることを期待しています。

熱意のあるみなさんの、ふるってのご応募おまちしています。

募集要項

募集資格

医師免許取得後、概ね卒後5年以上(令和6年3月末日時点)

募集人数

1〜3名

研修期間

1年間(ただし、3年間までは延長可能)

採用日

令和6年4月1日

身分

任期付医師(1年毎の契約更新)
ただし、現在の所属先等から給与を得ながら当院で勤務する「専門研修医」としての受け入れも可能です。その場合、当院からの給与等の支給はありません。

待遇

報酬予定:495,300円/月(卒後6年目の場合の見込み)
別途、賞与・時間外勤務手当・通勤手当等あり
健康保険、共済年金、雇用保険加入

選考方法

① 履歴書等(下記参照)による書面審査
② 面接(書面審査合格者のみ)

面接の日時・場所

日時:決まり次第応募者にお知らせいたします。
場所:当院会議室

応募方法

ホームページからエントリー
申し込みページはこちら

応募書類提出期限

令和5年10月6日(金)まで

問い合わせ先

〒650-0047
神戸市中央区港島南町2丁目1番地の1
神戸市立医療センター中央市民病院
総務課 集中治療フェロー採用担当者
TEL:078-302-4321
FAX:078-302-7537
E-mail:kyoikubu@kcho.jp