令和7年度採用の募集期間は、令和6年7月1日(月)~令和6年8月16日(金)です。
集中治療フェロー募集要項
目的
集中治療を専門に勉強したい若手医師(医師免許取得後、概ね卒後5年以上(令和7年3月末日時点))が、G-ICU、E-ICUの重症部門において集中治療に関する高度かつ専門的な知識や技能を習得することを目的とします。
なお、所属は「麻酔科(ただし、救急部を兼務)」とし、各重症ケアユニットの室長の指示に従い業務を行っていただきます。経験に応じて術中麻酔及びERでの研修も行います。また基本的に夜間業務は、他の重症ケアユニットへのローテーションの有無にかかわらずG-ICU、E-ICUのみとします。
獲得すべき主要コンピテンシーは以下のとおりです。
1年目
集中治療業務を遂行するにあたり必要な一般的知識・技能を習得する
2年目
集中治療の教育に関する知識・技能・態度を習得する
3年目
集中治療部の運営に関する知識・技能・態度を習得する
制度の特色
勤務先はG-ICU、E-ICUを基本とします。希望によりSCUやCCUなどにローテーションすることができます。重症患者の治療を多く経験することができ、集中治療に関する高度な専門知識(子供から大人まで)を習得することができます。
制度創設の背景
集中治療のトレンド
近年の集中治療関連領域は、高度医療の発展に伴う医療の複雑化と重症化、そして高齢化にともない発展しており、それに呼応するかたちで我が国の医療システムは急性期医療に重点的に資本を投じる方針となっています。また、患者さんとその家族の希望する医療の形も多様化しており、集中治療室においても、全人的な医療提供の体制構築を進めていくことが求められています。
急性期医療センターとしての当院の役割と集中治療医
当院は神戸市全域から周辺も含めた地域の中核医療機関であり、救急医療、高度医療分野で大きな役割を担っています。この期待に応えるためには、各専門医療チームの充実もさることながら、地域の単独医療機関では対応できない複数科が関わる重症疾患や診断に難渋する疾患に対応できる病院総合力の向上が必要です。当院の集中治療部門は、予定手術後管理から救急経由の外傷や原因不明の内科重症患者、小児患者対応のみならず、院内急変対応システム、患者安全、医療倫理、感染対策、臓器提供医療への参画など、幅広くカバーしています。
教育体制と専門医制度
当院は、本格的な集中治療部門を持つ病院、及び集中治療専門医を育成できる数少ない教育病院として、成長してきました。集中治療フェローが当院で学習できる内容としては、集中治療学のみならず、集中治療室を運営していくために必要な教育学、組織論、戦略論、地域医療、病院運営など、私たちが開発した教育コンテンツを用いたOff-JTなどを通じて、提供しています。研究支援も、院内の学術支援センターとともに積極的に行なっており、論文作成や国内外の学会発表も可能です。また、集中治療フェローは集団として自治が守られており、組織運営や教育について、意思決定ができる会議体を持ち、集中治療室運営の中心的役割を担っています。もちろん、集中治療フェロー中に集中治療専門医取得が可能です。職場として、心理的安全性の確保や、育休・産休の積極的な取得にも力を入れており、集中治療フェローが働きやすい環境も構築しています。フェロー研修を通じて、当院での研修後も、臨床のみならず、研究、教育にも各コアとなりうる人材となってくれることを期待しています。
熱意あるみなさんの、ふるってのご応募おまちしています。
募集要項
応募資格
医師免許取得後、概ね卒後5年以上(令和7年3月末日時点)
募集人数
1〜3名
研修期間
1年間(ただし、3年間までは延長可能)
採用日
令和7年4月1日
身分
任期付医師(1年毎の契約更新)
ただし、現在の所属先等から給与を得ながら当院で勤務する「専門研修医」としての受け入れも可能です。その場合、当院からの給与等の支給はありません。
待遇
報酬予定:503,900円/月(卒後6年目の場合の見込み)
別途、賞与・時間外勤務手当・通勤手当等あり
健康保険、共済年金、雇用保険加入
選考方法
① 履歴書等(下記参照)による書面審査
② 面接(書面審査合格者のみ)
面接の日時・場所
日時:決まり次第応募者にお知らせいたします。
場所:当院会議室
応募方法
ホームページからエントリー
申し込みページはこちら
応募書類提出期限
令和6年8月16日(金)まで
問い合わせ先
〒650-0047
神戸市中央区港島南町2丁目1番地の1
神戸市立医療センター中央市民病院
総務課 集中治療フェロー採用担当者
TEL:078-302-4321
FAX:078-302-7537
E-mail:kyoikubu@kcho.jp