当院は、2024年3月1日に開設100周年を迎えました。
この節目の年に、厚生労働省が発表する「救命救急センターの評価結果(令和5年)について」(2024年3月28日発表)において、当院の救命救急センターが、全国304の施設中、10年連続となる第1位の評価を獲得いたしました。
2023(令和5)年における当院の成績は、評価対象となる4つの機能(全45項目)すべてにおいて満点を獲得し、最高の『S』評価をいただきました。
2014年から10年連続で第1位の評価を受けたのは、全国で当院のみとなります。
当院は、1924(大正13)年に神戸診療所として開設して以来、戦災や阪神・淡路大震災、新型インフルエンザや、新型コロナウイルス感染症の感染拡大など、未曾有の危機に見舞われてきましたが、市民の皆様のご理解・ご協力のなか、迫り来る危機を乗り越え、安心・安全な医療の提供に努めてまいりました。
引き続き、1年365日、24時間体制での救急医療を実践することで、安全で安心な医療の提供に努めるとともに、地域医療機関と連携を図りながら神戸医療圏の中核病院として市民の最後の砦として役割を果たしてまいります。
『救命救急センターの評価結果(令和5年)について(厚生労働省HP)』
当院の評価結果
病院名 | 点数 | 評価 |
神戸市立医療センター中央市民病院 | 100 | S |
※S,A,B,Cの4段階評価で、S評価は最高位の「秀でている」。
(参考)
厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188907_00008.html
・中央市民病院における10年間の歩み
2014年
10月 救命救急センターの評価結果において、全国第1位評価の獲得
2016年
4月 熊本地震において、災害時派遣医療チーム(DMAT)の派遣等の被災地支援
5月 救命救急センター内に第2救急病棟を開設
8月 精神科身体合併症病棟(MPU)の開設
2017年
3月 他人のiPS細胞を用いた第1例目の移植手術を実施
5月 ロボット手術センターの新設
11月 先端医療センター病院の統合、臨床研究推進センターの設置
2020年
3月 神戸市内で初めて新型コロナウイルス感染症患者が確認され、以後、新型コロナウイルス感染症患者の受入れを行う
4月 神戸市内で唯一の兵庫県が定める新型コロナウイルス感染症重症等特定病院に指定される
11月 全国に先駆け、新型コロナウイルス感染症の重症患者を受け入れ可能な臨時感染症専用病棟の運用を開始
2022年
9月 国内で初めて神戸で開発された手術支援ロボット「hinotori」の導入
2024年
1~3月 能登半島地震において、災害時派遣医療チーム(DMAT)の派遣等の被災地支援
3月 中央市民病院創立100周年