小児の難聴・聴覚障害は、早期に発見し、適切な支援を行うことが重要です。

このたび、医療・保健・福祉・教育の連携を強化し、聴覚障害児とその家族に対して適切な情報と切れ目のない支援を提供することを目的として、国の補助事業を活用した「聴覚障害児支援中核機能モデル事業」を令和4年1月より開始します。

実施主体は「神戸市」で、事業委託先として以下の業務を「総合聴覚センター」で行います。

1.事業の概要

  • 聴覚障害児支援の中核機能を神戸市立医療センター中央市民病院「総合聴覚センター」に整備し、専門のコーディネーターを配置します。
  • 「総合聴覚センター」が中核となって、医療・保健・福祉・教育の関係機関が連携して、以下の事業を行います。

2.事業の内容

  1. 聴覚障害児支援に対する協議会を設置します。
  2. 聴覚障害児支援の関係機関の連携を強化します。
  3. 聴覚障害に関する家族からの相談に応じ、検査・補聴器・人工内耳・手話等を含む適切な情報提供を行います。
  4. 聴覚障害児が通う保育所・幼稚園等への巡回支援を行います。
  5. 聴覚障害児の支援者を対象に、支援に関する研修等を実施します。

3.問い合わせ先

神戸市立医療センター中央市民病院 耳鼻咽喉科 総合聴覚センター
078-302-4321(代表)
※相談ダイヤルを令和4年度に設置予定

総合聴覚センター長 内藤 泰