令和7年度 全国公立病院連盟 近畿・中国・四国支部会の理事会・総会・講演会を開催いたしました。

 全国公立病院連盟は大正13年に創設され、約100床以上の病床を備える公立病院が会員となり、各病院の経験や知見を持ち寄って多様な視点で議論を行うなど、病院運営における課題を共有・解決することを目的としています。その下部組織である近畿・中国・四国支部会を、今年度は当院が担当いたしました。

 理事会・総会では、病院が直面するさまざまな課題について活発な意見交換が行われました。 
 近年の人件費・物価の高騰等により全国的に病院経営が困難を極める状況下において、患者さんが安心して医療を受けられる体制の維持・向上を目指し、業務の効率化や徹底したコスト削減など経営改善の取り組みについて情報共有を行いました。
 また、地域医療機関との連携強化による集患対策や、職員が安心して働ける職場づくりの一環としてのハラスメント対策についても意見を交わしました。

 講演会では、富山大学附属病院の小林大介客員准教授を講師にお迎えし、「地域医療構想における公立病院の進むべき方向性」についてご講演いただきました。公立病院が果たすべき役割や、これからの地域医療のあり方について理解を深める貴重な機会となりました。

 ご参加いただいた会員病院の皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 今後とも、地域の皆様が安心して医療を受けられるよう、より良い医療の提供に努めてまいります。