血液内科

血液内科部長 石川隆之

神戸市立医療センター
中央市民病院

副院長
兼血液内科部長

石川 隆之

血液内科では最新の医療を安全にお届けします

血液内科は、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病などの良性血液疾患と、急性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍を担当します。外来は3診体制で待ち時間の短縮をはかり、入院では31床の無菌病室を含む約60床の病室をフル回転させて治療にあたっています。当院は救命救急センターであり、重症再生不良性貧血や血栓性血小板減少性紫斑病など迅速診断と速やかな専門的治療を要する稀少血液疾患患者が、神戸市内はもとより兵庫県全域から紹介されてきます。また、当院の「断らない救急」の理念を体現すべく、診療所や他病院からの転送は断っていません。休日夜間に緊急入院された患者さんに対しても、血液内科として最善の医療を行うことを心掛けています。

#現在コロナ対応により一部使用できない無菌病床があります 

2021年7月現在、当科には日本血液学会専門医の資格を持つ7名の中堅・ベテラン医師と、6名の血液内科専攻医が在籍しています。急性白血病をはじめとした血液疾患の多くは、診断や治療において速やかかつ適切な対応が求められます。そこで、中堅・ベテラン医師3-4名と若手医師3名がチームを組み、難しい病態に際しても十分な議論を通じてベストな対応を心掛けています。また、チーム内でお互いにカバーしあうことで休息時間を十分確保し、患者さんに安全かつ丁寧な医療を提供しています。

近年造血器腫瘍の治療に多くの分子標的薬剤が用いられるようになりました。特にリンパ系腫瘍に対しては、BITEやCAR-T細胞といった画期的な治療法が導入されました。当院でも昨年11月にCAR-T療法であるキムリア®の施設認定を受け、2021年7月までに5名の患者にキムリアの投与を行いました。その他、多くの新規薬剤の開発治験にもかかわっており、新規薬剤発売直後から適正かつ積極的に治療に取り入れ、患者さんの予後の改善を目指していきます。