病理検査部門

病理検査部門

病気の良性・悪性などを正確に診断するための病理組織検査と細胞診検査を、病理診断科の病理医(部長代行・原 重雄先生)の指導のもとで臨床検査技師9名(内 細胞検査士4名、認定病理検査士2名)が業務に携わっています。

病理組織検査は、手術や生検で採取した組織片を一定の操作のあとにHE染色や免疫染色をして、病理医が顕微鏡で組織形態を調べる検査です。特殊な検査として、腎臓疾患などでの蛍光抗体検査、乳癌の薬物療法に関わる検査、分子標的薬の適合に関わる検査などもサポートしています。

細胞診検査は、子宮頚膣部や子宮体部、喀痰、尿、胸水、腹水、その他各種臓器由来の細胞を採取して、一定の操作のあとに染色を行い細胞検査士が顕微鏡で癌細胞などの有無を調べる検査です。当院では昨年2017年度から液状化細胞診(LBC)の方法を用いた検体処理法も導入して診断精度の向上を図っています。

また、術中迅速診断検査、病理解剖の介助、臨床病理カンファレンス(CPC)や臨床医の学会発表の支援、臨床治験なども積極的にサポートしています。さらに、がんゲノム医療連携病院としての病理検査室の役割も果たしています。

検査項目

病理組織検査

2017年度の実績 依頼数15,798件
作製パラフィンブロック数 55,939個
一定の操作 ホルマリン固定⇒切出し(主に病理医が行う)⇒パラフィン浸透(1日から2日かかる)⇒包埋⇒薄切

細胞診検査

2017年度の実績 依頼数11,579件
対象臓器 子宮頚部、子宮体部、気管支、肺、甲状腺、乳腺、唾液腺、胆管、膵管、膵臓、リンパ節、尿、胸水、腹水、髄液、その他(各種臓器から採取した細胞成分が含まれる試料)

免疫染色

2017年度の実績 染色項目4,802項目
依頼件数 10,739件
主な項目 CD3、CD10、CD20、CD34、CK5/6、CK MNF116、CMV、D2-40、MIB-1、p16、p53、p63、Synaptophysin、TTF-1

乳癌の薬物療法に関わる検査

  1. エストロジェンレセプター
  2. プロジェストロンレセプター
  3. Her2 タンパク

分子標的薬に関わる検査

遺伝子関係 Her2 遺伝子、EGFR 遺伝子、ALK 融合遺伝子、RAS 遺伝子、ROS1遺伝子、BRAF遺伝子、MSIなど
蛋白質関係 Her2 タンパク、EGFR タンパク、ALK 融合タンパク、CCR4タンパク、PD-L1 タンパク、CD30など

術中迅速検査

2017年度の実績 術中迅速組織検査の依頼数977件
術中迅速細胞診検査の依頼数131件

病理解剖

2017年度の実績 37件