主な疾患・治療法

肺がん

肺がん(原発性肺がんとも言います)とは、肺から発生したがんのことです。当科ではこれらの疾患に対してほぼ全例で胸腔鏡下手術を施行しています。また呼吸器内科や循環器内科、集中治療科など他科の協力体制の下、間質性肺炎、肺気腫、心臓バイパス手術後、人工透析中などのため他院で手術が難しいとされた方へも根治性・呼吸機能温存を考慮した上で適応を検討し、手術を行っております。

肺嚢胞、気胸

気胸とは肺に穴があき、空気漏れをおこして肺が縮んでしまう病気です。多くは肺嚢胞(ブラ)と呼ばれる風船のように壁が薄くなってしまった部分が破れることで起こります。若年の高身長、やせ型の男性に多く、胸の痛みや咳、息苦しさといった症状が出ます。

縦隔腫瘍、胸腺腫、重症筋無力症

縦隔腫瘍とは、胸郭内において胸膜によって左右の肺に隔てられた空間(縦隔といいます)に生じる腫瘍のことです。良性の場合もあれば悪性の場合もあります(胸腺腫、胸腺癌、神経原性腫瘍、胚細胞腫瘍、悪性リンパ腫など)。検診などで偶発的に発見されることが多く、無症状の場合が多いです。

手掌多汗症

手掌多汗症は手汗により日常生活に支障を来す状態です。その原因には、甲状腺疾患や褐色細胞腫などの疾患のほか、自律神経の一つである交感神経の動きが比較的強いなどの個人差が影響していると考えられています。治療方法はさまざまにありますが、根本治療を望まれる方や重症の方には手術以外の方法は効果がないことが多いです。

胸部外傷

当院には交通事故や転落事故などによる多発外傷の患者さんが救急搬送されてきます。胸部外傷は、手術を要する重篤な状態の方から保存的加療のみでよい患者さんまで重症度は様々ですが、当科では患者さんの早期社会復帰を目指し、積極的な手術加療を行っています。

主な検査内容

肺生検

間質性肺炎などの診断のため肺のごく一部を取ってきます。胸腔鏡下に行います。

縦隔鏡検査

縦隔リンパ節を採取して、がんやリンパ腫、結核・サルコイドーシスなどの診断をします。

胸膜生検

一般に肋膜と呼ばれる組織を胸腔鏡で生検します。