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気道過敏性試験


気道過敏性試験とは

 普通の人なら反応しないような弱い刺激に対して、気管支が過剰に反応して、狭窄することを気道過敏性がある、または亢進していると言います。 気道過敏性が亢進する代表的疾患は喘息です。

 喘息では気管支が炎症を起こしている(やけどしているような状態)ため、大変過敏になっており、ちょっとした刺激(例えば冷たい空気、タバコの煙、排気ガス、ホコリ、花粉あるいは化学薬品など)で容易に気管支が収縮して、空気の通りが悪くなるために息苦しさを自覚します。また、息苦しさは感じないけれど、咳が長く続く(通常8週間以上)疾患の中に咳喘息という病気があり、これでも気道過敏性は亢進します。



どのように検査するのか

気道過敏性検査は通常、喘息や咳喘息といった病気の疑いがあるとき、あるいはそれらの病気の評価(改善しているかどうかを判断する)のためにおこなわれます。方法は単純です。

 気管支に刺激のある薬剤(当院ではメサコリンを使用)を希釈して、普通の人では反応しないような薄い濃度から段階的に濃度を上げてゆきます。濃度を上げるたびに息の通り具合(勢いよく息を吐いた時に1秒間でどのくらい息が吐けるか=これを1秒量といいます)をチェックします。薬剤を吸う前の1秒量を100%とした場合、これが80%を下回ったら検査終了です。

    (実際に検査している様子)
    

 途中で80%を切らない場合は、一番濃い濃度まで吸入しますが、喘息や咳喘息などでなければ何の反応も見られません。


 途中で気管支が収縮して1秒量が80%を切ったら、呼吸が少し苦しくなりますが、すぐに回復する薬を用意していますので、心配には及びません。また、この検査で何らかの後遺症が残ることはまずありません。

 検査は呼吸器内科医師が行います。所要時間は最長で3040分です。




注意していただくこと

(1) 喘息関連の薬や咳止めは前日の夜からから止めてきてください。

(2)

急に風邪をひいたりして体調が悪い場合は、検査は延期しなくてはなりませんので、必ず連絡を入れてください。

(3) 気道過敏性試験は、予約検査(月曜日の午後)です。

ご不明な点は当院呼吸器外来にてご質問ください。


神戸市立医療センター 中央市民病院呼吸器内科・肺機能検査室



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