NSTとは

Nutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略で、院内 の栄養療法全体に責任を持ち、また個々の患者さんの栄養に関する専門 のチームです。当院NSTには 専従の職員がいる訳ではな く、持ち寄りパーティ型(potluck party system)と呼ばれる、 各科の医師、歯科医師、各病棟のナース、管理栄養士、薬剤師、臨床検 査技師、理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、また医事課、庶務課な どの事務の方々も含めた非常に多職種が本業と兼任で在籍しておりま す。そしてこのチームみんなでコンサルテーションをうけた患者さんの 栄養療法について考え、再評価し、治療していきます。
 具体的には、コンサルトを受けた患者さんの現状を病棟ナースが報告 し、臨床検査技師が検査データを解釈、および必要であれば追加の検査 を提案し、薬剤師が薬剤の影響などをチェックし、医師、管理栄養士 ナースにて栄養療法の方針を決定し、TPN(中心静脈栄養)、 PPN(末梢静脈栄養)の場合は薬剤師が、EN(経管栄養)、 経口栄養の場合は管理栄養士にて栄養投与計画をたて、下痢、消化管運 動低下などがあれば薬剤師にて薬剤を提案し、それを医師が処方する形 で進んでいきます。まさしくチーム医療の典型といえます。

 既に低栄養に苦しんでいる患者さんからこれから大きい手術を行うた めに栄養をよりよくしようという患者さん、現状が非常に厳しいため通 常の栄養投与計画では低栄養に陥る可能性のある患者さんなど対象患者 さんは多岐にわたります。
 また脳梗塞や様々な原因で嚥下障害をお持ちの患者さんには言語聴覚 士、理学療法士、管理栄養士、ナース、 歯科医師、医師より構 成される摂食嚥下サポートチームがよりよい訓練、食事内容を検討しま す。口腔ケアに困難をお持ちの患者さんには歯科医師、歯科衛生士、 ナースを中心とした口腔ケアチームが、褥瘡をお持ちの患者さんには形 成外科医、皮膚科医、WOCナースを中心とした褥瘡対策チームが それぞれ知恵を絞ってケア、お手伝いをさせていただきます。

 栄養療法はすぐに目に見える効果は出ませんが、適切な栄養療法はよ りよい医療のための必要条件です。栄養療法は時には抗生剤代わり、時 にはリハビリの友です。適切なカロリー、適切なアミノ酸/脂質投与、 十分なビタミン、電解質、微量元素という栄養療法なくしては急性期の 患者さんはauto-cannibalismをおこして自分の筋肉を自分自身で 食べてエネルギーを得ますので筋肉が落ちていき、リハビリも進まず、 どんどん弱っていくのです。栄養療法はまさに急性期病院にこそ必要で す。 適切な栄養療法は患者さんのなおる力をサポートします。 すぐに効果が出るわけではありませんが、徐々に患者さんは元気になっ てきます。 また、得てしてTPNで栄養を漫然と投与しがちですが、TPN は感染の確率を高めます。そしてENは消化管の免疫能を保全し、 腸管粘膜を保護し、感染性の死亡率を下げます。絶食期間が長いほど腸 管粘膜は菲薄化します。そして経管、経口投与の開始時に苦労する事に なります。できるだけ早く消化管を使いだし、できるだけ早く経口摂取を開始し ましょう。

 ただ、本当にその対象となった患者さんが経口投与が可能かどうか見 定めなければなりません。まず、きっちり口腔ケアしていただき、万が 一の誤嚥でもできるだけダメージか軽いようにしておきます。その上で 各病棟での嚥下ナースによる嚥下評価、それで不安があれば摂食嚥下サポートチームによる嚥下評価、訓練を行っていきます。 また、褥瘡に対しても栄養、微量元素の必要性は論を待ちません。褥瘡 は全身病です。また、慢性閉塞性肺疾患の患者さんに対する栄養必要量 などもまだ十分な認識を得ていません。呼吸療法リハビリに十分な栄養 は必須です。此のように栄養療法の必要性は病院中に転がっています。

 当NSTは摂食嚥下サポートチーム、口腔ケアチーム、褥瘡対策 チームを有しており、協調しながらそれぞれの患者さんに最適な栄養療 法を供して行きたいと考えています。 またNSTとは別チームになりますが、当院でPEG(経皮的胃 ろう)チームが最近活動を開始され、今後必要な患者さんには迅 速なPEGの造設も可能となりました。PEGはよく誤解されま すが、摂食嚥下に問題がなければPEGがあっても経口摂取、入浴 は可能です。経管栄養を長期にわたってされる患者さんに経鼻胃管などで続けるのに 比べ、PEGで栄養を投与すると、鼻、喉の違和感もなく、嚥下訓 練も行いやすく、栄養投与量も上が り、ベッドに横にならねばならない時間も少なくすみ、経管栄養と比べ て利点は明らかです。今後より広まっていくことが予想されます。

 当院には各職種に日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)認定の栄養 療法士がおり、摂食嚥下認定ナース、WOCナースが在籍してお り、今後さらに増えていく予定であり、患者さんのためによりよい栄養 投与に努力していきます。またTotal Nutrition Therapyを受講 した医師も多数在籍しており、できるだけ多くの方々とともに、チーム として一丸となり患者さんによりよい栄養療法を提供していきたいと 思っております。

NST Chairman   東別府直紀

活動内容

NSTはこんな活動をしています

カンファレンスと回診 毎週水曜日

医師、看護師により栄養状態に問題がある、もしくは将来的に栄養障害を引き起こすかもしれないとNSTへ相談を受けた患者様について、NSTチームの各職種よりその患者様の情報を提供し合い、問題点とその対策について検討し指導をおこないます。 その後、一人一人の患者様を回診して状態を診たり、お話を聞いて対応を考えたりします。
また、全入院患者様の一週間のデーターを検索して栄養状態の悪いと思われる患者様をピックアップし、その患者様の現在の栄養投与の状況が適切かどうかについて検討しています。

2013年度 カンファレンス対象件数 523件
     回診件数 490件

NCM講演会 毎月第3木曜日

病院職員全体でのNSTの活動を推進し、知識を向上するための勉強会を開いています。また年に一度外部講師をお招きして、NSTの最新の情報についての講演会を開催しています。

スタッフ勉強会 毎月第3水曜日

スタッフの技術や知識を向上するためにスタッフ内での様々な勉強会をおこなっています。

NSTニュースの発行 毎月一回

院内の皆さんへのNSTの活動内容の啓蒙や勉強会のお知らせ、トピックなどNSTのホットなニュースを Nutrition Support Timesとして発行しています。

ワーキング 毎月第4水曜日

チームメンバーでNSTの活動内容について討議したり、検討事項や問題点を話し合います。

NSTサテライトチーム

NSTサテライトチームは各病棟のNSTとして、現在(2013年12月)15チームが活動しています。
サテライトチームの活動によって、より多くの患者さんへ栄養療法が提供できます。

2013年度 カンファレンス対象件数 2648件

NST構成

NSTメンバー構成

  氏 名 部署 役職 栄養関連認定資格
Supervisor 橋田 亨
西岡 弘晶
院長補佐
総合内科 部長
 
Chairman 東別府 直紀 麻酔科 医長 TNT(J)
Vice Chairman 伊藤 次郎 麻酔科 副医長 TNT(J)
Nursing Director  松尾 幸恵 看護部 主幹  
Director 尾鼻 俊弥
尾松 雅仁
土肥 麻貴子
栄養管理部 主任
臨床検査技術部 主査
薬剤部 主任
NST専門療法士(J)
NST専門療法士(J)
NST専門療法士(J)
Assistant Director  石井 淳子 神経内科 医長 TNT(J)
Staff 池田 理沙
森川 真衣
看護部 主任
看護部
NST専門療法士(J)
NST専門療法士(J)
岩本 昌子
高津 絵梨香
栄養管理部 副部長
栄養管理部
NST専門療法士(J)
NST専門療法士(J)
室井 延之
楠田 かおり
藤田 和美
薬剤部 部長
薬剤部
薬剤部
NST専門療法士(J)
NST専門療法士(J)
NST専門療法士(J)
大山 幸永
矢野 由希子
岸中 日幸
高橋 光里
臨床検査部技術部
臨床検査部技術部
臨床検査部技術部
臨床検査部技術部
 
小松 寛 リハビリテーション技術部 主任  
黒岩 真弓子  総務部  

TNT(J):Total nutritional therapy (JSPEN=日本静脈経腸栄養学会認定資格)
栄養サポートチーム専門療法士(J):日本静脈経腸栄養学会認定資格

NSTスタッフと患者様の関係

NSTスタッフは各職種から得たあらゆる情報を交換・提供し、栄養状態に問題のある患者様もしくは将来的に栄養障害を引き起こすであろう患者様に適切かつ質の高い栄養療法を実施し、QOL・治療効果の向上、合併症・感染症の防止、在院日数の短縮、医療費・物品コストの削減等に貢献します。

NSTスタッフの役割

入院患者様の栄養スクリーニング、アセスメント、回診、栄養療法計画、実施評価に多職種が協力し積極的に参加することで、
院内の栄養管理レベルを向上させるとともに新しい知識を習得し、院内啓発に努める。

(神戸市立医療センター中央市民病院NST 規約&マニュアルより 平成20年1月策定)

  役割
医師
  1. 病状の把握
  2. 栄養障害の有無や程度の判定
  3. 主治医の治療方針の確認
  4. 栄養療法の適応の決定、プランニングの決定
  5. 栄養管理法の手技の実際と指導
  6. 栄養療法の効果判定と合併症のチェック、リスク対策
  7. 主治医とNSTメンバーの仲介
  8. 各専門分野からの意見を提言(兼任の場合)
  9. NSTメンバーの教育と他の医師への啓発
  10. 新しい知識の習得と紹介
  11. 在宅栄養・院外の地域への栄養療法の普及
歯科医師
  1. 専門的口腔ケアの実施・指導
  2. 口腔機能改善のための評価および治療
  3. 介護者・本人への口腔ケアの指導
  4. 他職種への口腔ケアの啓発
  5. 在宅・院外施設との口腔ケアの連携
看護師
  1. 病棟における栄養に関する問題症例の抽出(栄養管理計画書)
  2. 栄養療法に関する患者日常情報の収集と解析
  3. 経静脈・経栄養ルートの管理・維持
  4. 栄養管理手技の是正
  5. 患者・家族への栄養管理手技の指導
  6. 栄養療法に関する合併症の予防・発症時の対応
  7. 栄養療法に関する問題点・リスクの抽出
  8. 経口栄養への移行推進(摂食嚥下障害含む)
  9. 治療方針の早期確立・確認
  10. 在宅栄養・院外施設での栄養管理法の指導
  11. 生活状況を踏まえた退院時指導
管理栄養士
  1. 栄養アセスメントの指導・詳細な解析
  2. 経腸・経口栄養の衛生管理と管理法の指導
  3. 経腸栄養剤の詳細な選択・推奨
  4. 経静脈栄養例の経腸・経口栄養への移行推進
  5. 経腸・経口栄養法の詳細なプランニング
  6. 栄養障害例の抽出・早期対応
  7. 栄養療法に関する問題点・リスクの抽出
  8. 在宅栄養・院外施設での栄養管理法の指導
  9. 嚥下障害患者への対応
  10. 喫食・摂食状態の把握と評価
  11. 病院食の工夫
  12. 生活習慣病(予防医学)への対応
薬剤師
  1. 栄養薬剤の選択・適正使用法の指導
  2. 経静脈栄養剤の側管投与法・薬剤配合変化の指摘
  3. 経静脈輸液適正調剤法(全調剤含む)の取得
  4. 栄養スクリーニングによる抽出患者のアセスメント
  5. 経静脈栄養の詳細なプランニング
  6. 経腸栄養剤の衛生管理・適正調剤法の指導
  7. 栄養療法に関する合併症の予防・発症時の対応
  8. 誤投薬の予防・チェック
  9. 栄養療法に関する問題点・リスクの抽出
  10. 栄養薬剤についての患者・家族への説明・指導(退院時含む)
  11. 在宅栄養・院外施設での栄養療法の普及
臨床検査技師
  1. アルブミンマップ作成と抽出患者のデータ提供
  2. NST対象患者のフォローアップデータの提供
  3. RTP,シスタチンCの測定
  4. 詳細データの解析と不足検査の提案と測定
言語聴覚士(ST)
  1. 摂食・嚥下障害の評価
  2. 摂食・嚥下訓練の適応とプログラムの決定
  3. 摂食・嚥下機能改善のための基礎訓練
  4. 口腔、咽喉頭器官の機能改善
  5. 認知機能の評価、訓練
理学療法士(PT)
作業療法士(OT)

  1. 嚥下,呼吸に関する器官の可動域および筋力評価主に摂食嚥下障害の評価、治療の補助を行う。
  2. 呼吸を総合的に評価呼吸予備力、嚥下に対するリスクなど。
  3. ADL最大能力評価
  4. 姿勢筋トーヌス,姿勢環境の評価 
  5. 身体予備力の有無を調べ,病状や他の評価と統合して摂食姿勢の決定を行います。
  6. 嚥下リハビリテーションの立案の補助
歯科衛生士
  1. 専門的口腔ケアの実施
  2. 口腔機能向上のための口腔ケアの実施
  3. 介護者・本人への口腔ケアの指導
  4. 他職種への口腔ケアの啓発 
事務職
  1. NST活動の院外地域医療機関等へのアピール
  2. オープンカンファレンス開催の支援
  3. 定例会議の議事録作成
  4. 衛生材料及び機器等の購入の手続き
  5. データ分析における補助作業
  6. 院長BSCなどにおける指標管理
  7. 活動報告書の作成

チーム医療におけるNSTと患者様の関係

当病院にはチーム医療という形をもった、様々な職種の人間が集まって患者様へのサポートを行うたくさんのチームがあります。
これらのチームはそれぞれが他のチームと関わりあいながら患者様へのサポートをおこなっています。

NSTニュース

2018年特別夏号

NST紹介 NST新体制へ

2018年1月号

2017年度経腸栄養剤試飲会アンケート報告

2017年9月号

in-bodyで骨格筋量を測定しよう!

2017年7月号

ALB・RTPについて

2017年6月号

エルネオパ®NF輸液が登場

2017年5月号

間接熱量計新機器導入!

2017年特別号

NST勉強会会場の変更

2016年特別号

NSTコアチーム体制変更のお知らせ

2016年2月号

サテライトチーム特集!8東

2015年12月特別号

NStimes特別号!経腸栄養剤試飲会

2015年11月号

サテライトチーム特集!7東

2015年10月号

サテライトチーム特集!救急病棟

2015年7月号

サテライトチーム特集!G-ICU/G-HCU

2015年6月号

サテライトチーム特集!4西

2015年6月号

サテライトチーム特集!4東

2015年3月号

サテライトチーム特集!5西

2015年1月号

サテライトチーム特集!5東

2014年11月号

サテライトチーム特集!6東

2014年10月号

サテライトチーム特集!7西

2014年8月号

サテライトチーム特集!8西

2014年6月号

サテライトチーム特集!9東

2014年5月号

食欲を増進させる薬

2014年4月号

図書室にNST関連書籍棚が出来ました!

2014年3月号

栄養管理の学習に役立つ情報をご紹介します

2014年2月号

臨床検査による栄養評価で計算項目を紹介いたします

2014年1月号

最近気になる「肥満」の話

2013年12月号

嚥下回診依頼時の同意書の取得 摂食・嚥下障害患者の記事入力について
(依頼)

2013年10月号

腸管蠕動運動促進薬の分類について

2013年9月号

病院食の疑問あれこれ

2013年8月号

NST専門療法士の実地修練が行われました

2013年7月号

サルコペニアについて

2013年6月号

神戸スワローズ 「施設間嚥下食対応一覧表」のご案内

2013年4月号

本年度も「NST専門療法士実地修練」を行います

2013年3月号

下痢を起こしやすい薬剤について

2013年2月号

経腸栄養剤の分類について

2013年1月号

微量元素について

2012年12月号

VF検査・VE検査について

2012年11月号

Reassessment ~重症患者の再評価~

2012年10月号

生菌製剤について

2012年8月号

今現在、タンパク補充製剤、サンケンラクトが院内で試用開始となっています!

2012年7月号

イントラリピッドが詰まるのか?

2012年6月号

ビーフリードには混注不可!8時間以内に使用をやめる!

2012月5月号

やりがいあるサテライトチーム

2012年4月号

食品と薬の相互作用

2012年3月号

SGAを見直そう!

2012年1月号

今年は栄養の輪が広がる年に

2011年12月号

第5回神戸スワローズ開催

2011年11月号

サテライトチームへの想い

2011年10月号

経腸栄養剤使用時の落とし穴

2011年8・9月
合併号

サテライトチームへの協力

2011年7月号

食事の委託化<管理栄養士のジレンマ>

新病院特別号

新病院!気持ち新たにまっしぐら!

2011年6月号

ERASを成功させよう

2011年5月号

形あるものを食べるのが一番

2011年4月号

胃腸機能調整薬の処方=何がBEST?

2011年3月号

リハと栄養は一心同体

2011年2月号

2011日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)開催

2011年新春号

チェアマンのつぶやき

2010年12月号

第4回神戸スワローズ開催

2010年11月号

「簡易懸濁法」全病棟での適用に向けて

2010年10月号

漢方薬は効きますか?

2010年9月号

経腸栄養と下痢対策

2010年8月号

栄養資器材ワーキンググループ、活動しています

2010年7月号

栄養サポートをすべての患者に!

2010年6月号

スクリーニングの重要さ

2010年5月号

NST専門療法士への道

2010年4月号

NST加算について

2010年3月号

胃が動かないときに経腸栄養をすすめる方法

2010年2月号

脂肪製剤の必要性・重要性

2010年1月号

新年!新たな挑戦

2009年12月号

実践チーム医療!NST2大イベント大成功

2009年11月号

食道がんの栄養

2009年10月号

嚥下評価のポイントについて

2009年9月号

ビーフリード開始にあたって-NCM講演会より

2009年8月号

第1回神戸スワローズ開催

2009年7月号

2009 濃厚流動食試飲会

2009年6月号

VFって何? 何がわかるの?

2009年5月号

炎症・侵襲と栄養

2009年4月号

NSTリンクナースって何するの?

2009年3月号

栄養管理DPC対策を考える

2009年特別号

チーム医療推進! 2009年は一致団結だ

2009年2月号

第24 回静脈経腸栄養学会に参加して

2009年1月号

2009年NST猛烈突進宣言!

2008年12月号

NSTで全人的な医療を!

2008年11月号

PEG造設後の栄養管理-経腸栄養剤の半固形化-

2008年10月号

緊急対策!末梢静脈栄養と感染

2008年9月号

本物のチーム医療NSTをめざして

2008年8月号

再認識!「食べる」ことの難しさと重要性

2008年7月号

続:HELP I LOVE TO EAT チーム医療が生む力

2008年6月号

HELP I LOVE TO EAT

2008年5月号

必見!<姿勢>PT・OTの助言

2008年4月号

絶食の時から口腔ケアを

2008年3月号

嚥下チーム活動紹介

2008年2月号

消化器外科と栄養療法

2008年1月号

ナースからの報告 NSTカンファレンスと回診の実態報告

2008年新春特別号

熱い気持ちを込めた年頭のご挨拶

2007年12月号

口腔ケアは肺炎を予防する

2007年11月号

摂食・嚥下講演会 満員御礼

2007年10月号

RTPって、アルブミンマップってご存知ですか?

2007年9月号

NST濃厚流動食試飲会大成功!

2007年8月号

新生NSTchairman 熱く語る

勉強会/学会発表

2014年度NCM講演会、スタッフ勉強会予定表

 *注:予定のため、内容や月日は変更になることがあります。

月日 NCM講演会テーマ 担当講師
4月17日 栄養の超基本2014 東別府(医師)
5月15日 栄養アセスメント、スクリーニング 宗田(看護師)、尾松(臨床検査技師)
6月19日 経腸栄養 東別府(医師)
7月17日 経静脈栄養 西岡(薬剤師)
8月21日 腎障害の栄養 上浦(医師)
9月18日 国際栄養調査2013報告会  
10月16日 栄養アセスメント 西岡(医師)
11月20日 がんの栄養 佐竹(医師)
12月18日    
平27年
1月15日
嚥下について 渡辺(言語聴覚士)
1月16日 周術期の栄養療法 土師(済生会中津病院外科部長)
3月19日 短腸症候群 一丸(管理栄養士)
月日 スタッフ勉強会テーマ 担当 症例提示
5月7日 (イ)栄養障害例の抽出・早期対応(スクリーニング) 看護部 GHCU
6月4日 (ハ)経静脈栄養剤の側管投与法・薬剤配合変化の指摘 (ニ)経静脈輸液適正調剤法の取得 薬剤部 4東
7月2日 (ル)(ヲ)在宅栄養・院外施設での栄養管理についての患者・家族への説明・指導 看護部 5東
8月6日 (リ)栄養療法に関する合併症の予防・発症時の対応(ヌ)栄養療法に関する問題点・リスクの抽出 東別府(医師) 5西
9月3日 (ロ)栄養薬剤・栄養剤・食品の選択・適正使用法の指導 栄養管理部 6東
10月1日 (ホ)-1経静脈栄養のプランニングとモニタリング 薬剤部 6西
11月5日 (ホ)-2経静脈栄養のプランニングとモニタリング 検査部 7東
12月3日 (ヘ)経腸栄養材の衛生管理・適正調剤法の指導 看護部 7西
平27年
1月7日
未定   8西
2月4日 (ト)経腸栄養・経口栄養のプランニングとモニタリング 栄養管理部 9東
3月4日 (チ)簡易懸濁法の実施と有用性の理解 薬剤部 コアチーム

2013年度NCM講演会

月日 テーマ 担当講師
4月25日 栄養の超基本2013 東別府(医師)
5月23日 栄養スクリーニング、アセスメント 宗田(看護師)、坂本(臨床検査技師)
6月27日 嚥下食について 竹中(管理栄養士)、渡邉(言語聴覚士)
7月25日 経腸栄養について 東別府(医師)
8月22日 経静脈栄養 福嶋(薬剤師)
9月26日 呼吸器疾患での栄養療法 呼吸器内科
永田(医師)
10月24日 褥瘡患者における栄養療法 皮膚科
長野(医師)
11月28日 肝疾患での栄養療法 消化器内科
小川(医師)
平26年
1月23日
高齢者における栄養療法 総合診療科
西岡(医師)
3月27日 重症患者における栄養療法 救急部
井上(医師)

2012年度NCM講演会

月日 テーマ 担当講師
4月26日 栄養の超基本2012 東別府(医師)
5月24日 栄養アセスメント、スクリーニング 山城(臨床検査技師)、宗田(看護師)
6月18日 病院食について 岩本(管理栄養士)
7月26日 経腸栄養について 東別府(医師)
8月23日 経静脈栄養 西岡(薬剤師)
9月27日 水と電解質の基本の基本 総診
西岡(医師)
10月15日 急性膵炎 消内
小川(医師)
11月22日 腎障害と栄養 腎内
村上(医師)
平25年
1月24日
ICUでの血糖管理ガイドラインについて 東別府(医師)
3月15日 ICUから発信する栄養療法 東北大
佐藤先生(医師)
3月28日 短腸症候群の栄養管理 一丸(管理栄養士)

2011年度NCM講演会

月日 テーマ 担当講師
4月28日 栄養の超基本 東別府(医師)
5月26日 周術期の栄養 東別府(医師)
6月23日 新病院移転のため中止  
7月28日 新病院移転のため中止  
8月26日 栄養剤の選択・適正使用法 管理栄養士
9月22日 経静脈栄養 薬剤師
11月24日 口腔ケアの重要性 上原(医師)
平24年
1月12日
静脈栄養 井上善文先生
(川崎病院)
1月26日 重症患者と経腸 東別府(医師)
3月22日 未定 未定

2010年度NCM講演会

月日 テーマ 担当講師
1月28日 脂肪乳剤について 東別府(医師)
3月4日 感染と栄養について 雨海先生
(武庫川女子大学教授)
3月25日 呼吸器の栄養 立川(医師)
4月22日 血糖コントロールのメカニズム(経口摂取vs高カロリー輸液) 岩倉(医師)
5月27日 栄養超基本 東別府(医師)
6月24日 がんと栄養 東別府(医師)
7月22日 アセスメント 山城(臨床検査技師)
有岡(管理栄養士)
8月26日 経腸栄養 東別府(医師)
10月28日 経静脈栄養 薬剤師
11月25日 肝障害と栄養 未定
平23年
1月27日
肝障害と栄養 松本(医師)
3月18日 栄養とリハビリテーション 若林先生
(横浜市立大学センター病院)
3月24日 腎障害と栄養 居神(医師)

2009年度NCM講演会

月日 テーマ 担当講師
7月23日 経静脈栄養について 田村(薬剤師)
8月27日 脂質について 北 院長
9月24日 COPDの栄養 立川(医師)
10月22日 下痢対策 東別府(医師)
11月26日 呼吸器と栄養 立川(医師)

NST学会発表一覧

学会名 演題 発表者
第24回日本静脈経腸栄養学会
(2009年1月29日.30日)
NST開始以降での開心術および胸部大動脈手術後患者における経管栄養管理の変化 東別府 直紀
間接熱量計より測定した安静エネルギー消費と実際の栄養投与量の関係 山城 明子
急性期脳卒中疾患で嘔吐を繰り返す症例に対する栄養管理について 徳田 幸代
急性期病院での嚥下障害への取り組みー嚥下回診を導入してー 常峰 かな
第25回日本静脈経腸栄養学会
(2010年2月25日.26日)
小児期のスティーブンスジョンソン症候群の罹患により重度の呼吸不全、低栄養を来した患者の栄養管理 東別府 直紀
嚥下障害患者の栄養状態 有岡 靖隆
固形化栄養剤の効果とこれからの可能性 徳田 幸代
第16回病態栄養学会
(2013年1月13日)
ICU入室24時間以内に始める栄養管理 東別府 直紀
Clinical Nutrition Week 2013
(2013年2月11日)
Effects of a Feeding Protocol for Enteral Nutrition After Percutaneous Endoscopic Gastrostomy Tube Placement 一丸 智美
第28回日本静脈経腸栄養学会
(2013年2月21日.22日)
神戸市での施設間嚥下食対応一覧表の作成 井上 直哉
嚥下障害患者の予後調査‐当院転院後の最終栄養摂取経路について 渡邉 千春
日本のICUでの栄養療法の問題点と今後の課題~国際調査から分かったこと~ 東別府 直紀
第40回集中治療医学会
(2013年3月1日)
日本のICUでの栄養投与は開始が遅くて量は少ない‐ICUにおける国際栄養調査の結果から‐ 東別府 直紀
The 9th Emirates Critical Care Conference
(2013年4月5日)
Present condition and limitations of nutritional therapy in ICUs in Japan based on the results of the International Nutrition Survey 東別府 直紀
第58回日本集中治療医学会近畿地方会 (2013年7月6日) 教育セミナー 重症患者の栄養治療 東別府 直紀
関西医療情報処理懇談会(KMI)第47回例会(2013年9月14日) NST(栄養管理)システムについて 栄養管理士の立場から 岩本 昌子
NST(栄養管理)システムについて 医師の立場から 東別府 直紀
第42回日本救急医学会(2013年10月22日) イブニングセミナー 敗血症と急性呼吸不全における栄養管理 東別府 直紀
Clinical Nutrition Week 2014
(2014年1月19日)
Low Energy Intake is Associated with Reduced Duration of Mechanical Ventilation in Critically Ill, Underweight Patients 一丸 智美
第41回日本集中治療医学会(2014年2月27日) 当院CCUにて人工呼吸を受けた患者における栄養療法について 佐々木 志穂
[Pro-Con-11-Con]経胃栄養によりデメリットはなく早急に経腸栄養を開始できる 東別府 直紀
第29回日本静脈経腸栄養学会(2014年2月28日) 胃瘻造設後腹腔内ガス著明となった一例 竹中 麻理子
第41回日本集中治療医学会(2014年3月1日) [S-4-3]日本版ICUにおける栄養管理ガイドライン:経腸栄養、静脈栄養の投与開始時期及び目標量について 東別府 直紀

嚥下食について

当院の嚥下食についてはこちら 施設間嚥下食一覧表はこちら

NST専門療法士

神戸大学エキスパートメディカルスタッフ育成プログラム

栄養医療コース「兵庫NST合同研修プログラム」の募集要項

募集要項の詳細はこちら

NST専門療法士実習について

当院でNST専門療法士受験のための臨床実習を希望される皆様へ。

当院で臨床実習を受講する手段は2種類あります。
1:当院だけで40時間受講する
2:兵庫県NST研究会合同研修プログラムで16時間の講習を受けた後に、24時間の実習を当院で受ける。

1の当院だけで40時間受講する場合、当院に月に一度講義を受けに来ていただく事が約1年間続きます。そしてその間に1回4時間程度の臨床実習を数回うけていただき、合計40時間となります。
募集要項は下記の通りです。

2ですが、兵庫県NST研究会合同研修プログラムは、兵庫県の病院の有志により16時間の講習を前もって行い、残り24時間を各病院で行い、合計40時間の実習を行ってNST専門療法士の受験資格を満たすプログラムです。
こちらは年に一度別に募集しております。

当院での臨床実習に興味がある方は是非ご連絡下さい。

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