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検査部タイムズバックナンバー

◆◆特集第14号◆◆        

採血管の謎にせまる!
              検体検査室 小坂・平野・加納

 皆さん、採血は好きですか?きっと嫌いな人が多いのではないでしょうか。 採血の時、次々に採血管が交換されるのを見て不思議に思った方はいませんか? 今回は、その採血管をご紹介したいと思います。


≪凝固促進剤と抗凝固剤について≫
血液を入れる前のまっさらの採血管をよく見ると中に何か(液体や粉末等)が入っているものがありますが、 それらは正確な検査結果を出すために必要な薬品です。

●凝固促進剤: トロンビン(生化学検査)
 採った血液を固まりやすくさせる薬品です。
 検査結果を早く返すために必要です。

●抗凝固剤: EDTA(血液検査)、クエン酸ナトリウム(凝固検査)
 採った血液を固まらないようにしておく薬品です。
 血液を固まらせずに、体の中にある状態に近いままで検査をするために必要です。

●解糖阻止剤: フッ化ナトリウム(血糖検査)
 採血後、時間の経過とともに糖は分解し、血糖値はどんどん下がっていきます。
 その作用を止めるために必要な薬品です。

では、採血室でよく見かける採血管について詳しく見てみましょう!
フタの色にも注目です!


 この採血管では血清中のタンパク質、酵素、電解質などを測ることで、肝機能、心機能、腎機能、膵機能等患者さんの健康状態や、病気の程度を調べることができます。
 採血管の容量によってフタの色が違い、検査する項目数によって使い分けられています。
また、外来では診察当日に採血して、診察までに結果を出すことが多いので主に凝固促進剤(トロンビン)入りの容器を使っています。
 底にある白いものは血清分離剤(遠心分離*1した時に血液を血清と血球に分けます)、丸い紙は凝固促進フィルムです。

*1遠心分離:血液を1分間に3000回転させることにより、血球部分が底に沈んで血清(液体)部分と血球(固形成分)部分に分離することが出来ます。












採血管の種類は全部で50種類以上もあり、それぞれ検査の目的によって採血管を選択しています。
この為、何本もの採血が必要となってきます。
ほとんどの方は3~5本の採血がありますが、採血量は多くても大さじ一杯程度(20ml以下)です。


このように色々な採血管がありますがとてもカラフルで鮮やかで可愛いものが多いです。
採血の時にはこんなところにも注目してみてください。
ちょっと気がまぎれて痛くないかもしれませんよ?
 

検査部ニュース

------学術関係報告---------

【学会発表】
1.紺田 利子:経胸壁心エコー図によるMitral annular disjuncton についての検討.
 第79回日本循環器学会学術集会, 大阪, 2015.4.25
2.【講演】丸岡 隼人:悪性リンパ腫におけるイムノフェノタイピングの有用性.
 近畿地区BDバイオサイエンスセミナー2015.京都.2015.04.11
3.森田明子:髄液細胞診に腸管症型T細胞リンパ腫(EATL)を認めた2症例.
 第64回日本医学検査学会,福岡,2015.5.17
4.丸岡隼人:HRM法を用いたFLT3-ITD,NPM1変異遺伝子の検出系の確立.
 第64回日本医学検査学会,福岡,2015.5.17
5.岩崎信広:ワークショップ;造影超音波検査は肝腫瘍以外の消化器疾患に必要か?
 消化管腫瘍性病変における造影超音波検査の有用性について
 日本超音波医学会第88回学術集会、東京、2015.5.23
6.岩崎信広:ワークショップ;消化管診断:超音波でどこまで診断できる?どこまで診断すべき?
 小腸腫瘍性病変における超音波検査の有用性について
 日本超音波医学会第88回学術集会、東京、2015.5.23
7.中村真実子:胆嚢悪性リンパ腫の一例.日本超音波医学会第88回学術集会、東京、2015.5.24
8. 川井順一:ランチョンセミナー;新技術が変えるルーチン・エコー検査
 心エコーのルーチンを変えるxMATRIXテクノロジー
 第40回日本超音波検査学会 学術集会、横浜、2015.5.17
9. 野村菜美子、竹川啓史、野上美由紀、内藤拓也、仁木真理恵、田中佑果、﨑園賢治、老田達雄:
 Helicobactor cinaediによる化膿性椎体炎の1症例.第64回日本医学検査学会,福岡,2015.5.17
10. 仁木真理恵、田村明代、角田敏明、野本奈津美、内藤拓也、森田明子、中村真実子、老田達雄:
 当院臨床検査技術部における医療安全チームの活動報告.第64回日本医学検査学会,福岡,2015.5.16

あとがき

 いよいよ5月も終わり、梅雨の季節が近づいてまいりました。 最近はすっかり夏のような日差しの日も多く、早くも半袖・サンダルの出番となり、桜の頃が遠い昔のように思われます。
 これからの季節、見ごろになるのがなんといってもアジサイですね。ちなみに、「紫陽花」の漢字は、唐の詩人・白居易がおそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者・源順がこの漢字をアジサイにあてたことから、誤って広まったといわれているそうです(Wikipediaより)。
 写真は実家のアジサイですが、早くも花をつけ始めた品種もあるようです。神戸市立森林植物園や神戸どうぶつ王国でも、毎年きれいなアジサイが展示されているので、少し足をのばして鑑賞しに行ってみてはいかがでしょうか。 (Y.S)

                   

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