放射線治療部門、核医学部門

放射線治療部門

体外照射

新病院移転に伴い、最新の高性能な高エネルギー放射線治療装置を2台更新しました。これにより、高精度な多門照射や、強度変調放射線治療(IMRT)、回転強度変調放射線治療(VMAT)、さらに画像誘導による放射線治療(IGRT)を積極的に採り入れることで、正常組織に対する影響を小さくする治療が可能となりました。平成29年11月の南館統合により放射線治療装置は合計3台体制となっています。


体外照射 IMRT

直線加速器による定位放射線治療

極小照射野を用い、多方向から一点に放射線を集束させて病巣に大線量を照射する方法で、外科手術と同等の治療効果があります。新病院移転時に高性能装置に更新したことで、さらに高精度な治療が可能となりました。さらに、RPMを用いた呼吸同期定位照射も開始しており、様々な体幹部定位照射に対応しています。


直線加速器による定位放射線治療

直線加速器による定位放射線治療画像

腔内照射(高線量率イリジウム照射)

子宮、食道、気管支等の腔内にイリジウム(192Ir)線源を挿入照射する腔内治療は、患部近傍から直接照射することから治療効果も良好です。


腔内照射(高線量率イリジウム照射)

永久刺入組織内照射(125I)

密封小線源治療の新方式である「シード線源(125I小線源)による前立腺永久挿入療法」を実施しています。

核医学部門

PET/CT

呼吸同期が可能な精度の高い融合画像が得られ、明確に病変部位や範囲が診断でき、全身の腫瘍検索に優れているPET/CTを1台導入しています。

平成29年度はFDG-PET/CTによる検査数は3,105件を実施しました。


PET/CT

PET/CT画像

SPECT/CT

一度の検査で解剖学的位置情報と機能情報が得られ、吸収補正による画質向上を可能としたSPECT/CT 1台に加え、16列のMDCTを搭載したSPECT/CT 1台を導入し診断精度の高い検査を提供しています。

平成29年度は、骨シンチは983件、脳血流検査は622件、心筋シンチは循環器内科と協力して396件を実施しています。平成28年度より、神経内分泌腫瘍の診断としてソマトスタチン受容体シンチが可能となりました。


SPECT/CT

放射性同位元素内用療法

131Iを用いた甲状腺がん転移巣への内用療法は約90件を糖尿病・内分泌内科と協力して行っています。さらに、これまで入院のみで行っていた131Iを用いた内用療法でしたが、病状によっては外来でも内用療法を施行することができるようになりました。 放射線治療科と協力して、骨転移疼痛緩和を目的とした89Srによる内用療法、平成28年より90Yを用いたCD20陽性の再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫やマントル細胞リンパ腫への内用療法、223Raを用いた去勢抵抗性前立腺がん骨転移巣への内用療法を実施しております。