IVR部門、手術室部門、救急撮影部門

IVR部門

頭頚部IVR専用機として、同時2方向透視撮影、回転DSAによる3D画像表示に加え高分解能CT機能等を備えた最新の平面検出器(FPD)搭載型フルデジタル装置を2台設置しています。年間約1,210名(平成29年度)の検査、治療を実施し、このうち開頭することなく動脈瘤等を塞栓する脳血管内手術や細くなって循環の悪くなった血管をバルーンカテーテルやステント等で拡張する脳血管形成術等のIVRを年間328名実施しています。特に脳卒中センターの中心的機能として、急性期脳血管障害に対して24時間市民の期待に応える体制を整備しています。平成29年度の救急実績は330名です。


頭頚部血管造影

脳動脈瘤

心臓血管専用同時2方向透視撮影装置は平面検出器(FPD)を装備した最新型の装置を3台設置し、虚血性心疾患を中心に年間2,118名(平成29年度)の検査を実施しています。その中で冠動脈形成術はバルーンやステントのみならず最新の治療法を取り入れ、治療件数は1,160件実施しています。救急対応には24時間体制をとっており、平成29年度の救急実績は267名でした。また、検査(1泊および日帰り)と治療(2泊)にクリニカルパスを導入し、効率的な診療体制をおこない患者さんの信頼を得ています。経皮的カテーテル心筋焼灼術による不整脈治療にも積極的に取り組み、年間489名(平成29年度)の治療をしています。


心臓血管造影

血管造影の手技を用いた治療(IVR)の精度向上を目的に、16列MDCT付き血管造影装置を導入し、年間743名(平成29年度)の検査を実施しています。この装置により血管造影を行いながら適時CT診断が可能となったばかりでなく、CTによる3次元画像診断が加わったことで従来不可能であった極小病変の診断と治療を併せて行うことが可能となり、診療の精度向上に大きく貢献しています。その他にも腎動脈・下肢動脈形成術やCTガイド下ドレナージ等、多目的に活用しています。また、平成26年1月に血管撮影装置のX線検出器をI.IからFPDにバージョンアップしたことにより、画質の向上と被ばく線量の低減を実現しています。


腹部血管造影(IVR-CT)

手術部には手術台と血管撮影装置を組み合わせたハイブリッド手術室を設置し、外科的手術とカテーテルを用いた内科的手術を統合して行っています。術中に高精細な透視や血管造影が可能であり、治療の確認が容易に行われ、治療成績と安全性の向上が図れます。経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)、大動脈ステントグラフト内挿術、両心室ペーシングカテ埋め込み術(CRTD)などで使用されています。


ハイブリッド手術室

救急撮影部門

救急部門には現在64列MDCT撮影室1室、一般撮影室1室、ポータブル撮影装置2台を救急専用装置として設置しています。64列MDCT装置により全身多発外傷患者や脳卒中患者などの重症患者への対応を迅速に行っています。また、27年度より一般撮影室及びポータブル撮影装置にFPDシステムが導入され、撮影後即時に画像を観察でき、迅速な緊急処置に貢献しています。

救急当直は放射線技師3名で担当し、MRI検査や血管造影を含む検査・治療に24時間対応しています。


救急撮影 救急CT