部長あいさつ
平成23年7月1日に新病院へ移転し、9か月が経過しました。開院当初の様々な問題は概ね解決したように思います。しかし、病院が機能し始めるとまた新たな問題が浮上して来ますが、病院職員のチームワークによってひとつひとつ問題を解決しています。また、移転によりいったん患者数は減少しましたが、その後V字回復し高い利用率を保っています。これは市民の皆様や地域医療機関に選ばれている結果であると思いますので、ご期待に沿えるよう努力しなければならないと思っています。
当院は神戸市の基幹病院として高度先進医療に取り組み、24時間体制で1次~3次までの救急医療を提供しています。そのため、看護師・助産師の充足は当然のこと、看護補助者との役割分担を促進し、看護師が看護に専念できる体制づくりが重要になります。また、看護職員の確保については新人の採用促進だけでなく、年齢制限の撤廃や配置部署の配慮、多様な勤務形態など柔軟な対応を取り入れ、働き続けられる職場を目指しています。そのため、平成24年度より看護部に人材育成部門を設置し、新人・経験者・中途採用者・院内異動者に対して、新しい環境への適応支援、バランスの良い臨床経験支援、ライフステージに応じたワークライフバランスの支援などを行う部門で、当院の職員となった人を大切にしたいという思いから設置しました。今後この部門が機能し、一人でも多くの看護師が心身ともに健康で仕事を継続することができ、その人に合ったキャリアアップを組織的にサポートしたいと考えています。
患者さんの高齢化、重症化、複雑化はますます進むと思われます。同時に在院日数の短縮は患者さんにとっては必ずしもプラス要因ではなく、心身ともに負担をかけ、せん妄を誘発することにもなります。このような状況の中、看護部は今まで以上にチーム医療において看護の視点で提言し、質の高い医療・看護の提供に貢献していきます。幸い当院は5分野7名の専門看護師、14分野26名の認定看護師が在籍しております。今後も個人のキャリアアップとともに、組織にとって必要なスペシャリストの育成をサポートしていきます。同時に、臨床能力の高いジェネラリストの育成に力を入れ、レベルの高い看護が提供できるようにしたいと考えています。看護師自身がプロとしての自覚と誇り持ち、いきいきと働けるような環境づくりに力を注ぎたいと考えています。
平成24年4月1日
院長補佐・看護部長 稲 恒子

