主な疾患・治療法

脳血管障害

脳卒中

脳卒中全般

  • 当院は24時間365日、すべての脳卒中患者さんを断らずに受け入れています。
  • 最先端のハイブリッド手術室が24時間使用可能です。
  • 脳神経専用の血管撮影室を3室使用しています。
  • 脳神経外科専門医10名、脳卒中専門医6名、脳血管内治療専門医9名、脳卒中の外科技術認定医3名が在籍しています。

頸動脈狭窄症

頸動脈狭窄症

  • 頚動脈が頚部で狭くなることにより、脳梗塞の原因となります。
  • カテーテルを使った切らない治療が可能で、これまで約1000件以上の実績があります。
  • 必要に応じて外科治療も行っており、患者さんに応じた最適な治療を行います。

脳動脈瘤

未破裂脳動脈瘤

  • 脳の血管にできたこぶで、多くは無症状ですが、破れるとくも膜下出血になります。
  • 治療法は、血管内治療と開頭手術の2種類があり、患者さんに応じた最善の治療を選択することが必要です。
  • 2018年度の治療実績は、161件(手術61件・血管内治療100件)です。
  • 神戸市で唯一 フローダイバーター を用いた治療ができる施設です。

硬膜動静瘻

硬膜動静瘻

  • 硬膜という脳を包む膜の血管に異常な連絡ができる病気で耳鳴り、眼の症状、痙攣や麻痺などの多彩な症状をきたしたり、脳出血を発症します。
  • 部位によって開頭手術とカテーテル治療を使い分け治療を行います。
  • 当院はONYXという最新の液体塞栓物質を用いた治療が可能な施設です。

脳動静脈奇形

脳動静脈奇形

  • 脳内に異常な血管塊(ナイダス)があり、動静脈が直接吻合する病気で、くも膜下出血や脳出血、痙攣の原因となります。
  • 治療には開頭手術、血管内治療、放射線治療があり、それらを組み合わせて行います。当院では全ての治療方法の実施が可能です。
  • 当科では術者指定のあるONYX(血管内治療で用いる液体塞栓物質)が使用可能で、国内トップクラスの使用実績があります。

動脈解離

動脈解離

  • 動脈の壁が内部で裂けて、突然の痛みで発症します。症状がなく画像検査で偶然発見されることもあります。
  • 脳梗塞やくも膜下出血を発症することがあります。
  • 治療には薬物による対症療法と血管内治療があり、適切な診断が必要です。

もやもや病

もやもや病

  • 脳の太い血管が狭窄し、細い血管で脳が栄養される病気です。
  • 脳梗塞、脳出血いずれの原因にもなります。
  • 血管吻合術などによって症状の進行を抑えることができます。

機能疾患

三叉神経痛、顔面痙攣

  • 血管が脳神経(三叉神経、顔面神経)を圧迫することでそれぞれ顔面の激痛、痙攣を引き起こす病気です。
  • 内科的治療の効果が乏しい場合も多く、手術により神経に対する圧迫を解除します。
  • 聴力低下等の合併症予防のため当院では全例で様々な術中モニタリングを行っています。

脳腫瘍

神経膠腫(グリオーマ)

  • 脳脊髄の中にある神経膠細胞(グリア細胞)からできる腫瘍です。
  • 摘出手術に加えて放射線治療や化学療法など複合(集学)的に治療を行います。
  • 摘出手術時には神経機能の術中モニタリングやナビゲーションシステムを用いた安全かつ十分な摘出を行います。

髄膜腫

  • 脳を包んでいる髄膜という膜から発生する腫瘍。悪性の経過を辿るのは2〜5%で、大部分は良性腫瘍です。
  • 脳が圧迫され神経症状がある場合や、脳浮腫を伴う場合には治療が検討されます。
  • 術前の塞栓術やモニタリングを併用することで、より安全な手術を行っています。

下垂体腺腫

  • ホルモンの低下や過剰による症状、視力・視野障害で発症します。
  • 鼻から内視鏡を使用しての手術をしています。
  • 各種のモニターを使用しながら安全な手術を心掛けています。
  • 内分泌内科と連携して術前、術後の治療を行います。

聴神経腫瘍

  • 神経鞘腫とは神経を取り巻く細胞から発生するできもの(腫瘍)で、基本的には良性で耳鳴りや聴力低下、めまいなどで発症します。
  • 腫瘍の大きさなどに応じて手術や放射線治療があり、いずれも当院で実施が可能です。
  • 手術は術中モニタリング下で安全に行うことが可能です。

 

脊髄

脊椎・脊髄疾患

  • 脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアのような骨や軟骨の病気と、脊髄腫瘍、脊髄血管障害があります。
  • 症状をきたすような脊髄腫瘍には、外科的手術を行います。
  • 脊髄血管障害に対しては、患者さんにあわせたカテーテル治療や外科的手術を行います。