主な疾患・治療法

低出生体重児

2500g未満で出生した赤ちゃんを低出生体重児といいます。体重が小さく生まれた赤ちゃんは、体温や栄養状態が不安定で、出生後慎重に経過観察する必要があります。低出生体重児は増加傾向で、2010年代では全国で年間10万人が生まれており、その1割は1500g未満の極低出生体重児です。

早産児

37週未満で出生した赤ちゃんを早産児といいます。赤ちゃんの在胎期間(在胎週数)は重要で、週数が早いほど未熟性が強くなり、お母さんの子宮の外での生活が難しくなってきます。週数が小さい赤ちゃんほど集中治療が必要になります。

新生児呼吸器疾患

お母さんのおなかの中から出て、赤ちゃんは初めて自分の肺を使って呼吸をしますが、その立ち上がりにうまく対応できず、様々な呼吸障害を起こすことがあります。代表的な呼吸器疾患としては、呼吸窮迫症候群、新生児一過性多呼吸、胎便吸引症候群、エアリーク、無呼吸発作などがあります。それぞれの疾患に対して、酸素や人工呼吸器を使用して呼吸管理をおこなっていきます。

新生児仮死

呼吸や心臓などの機能が悪く、赤ちゃんの体に十分な酸素と血液が供給されず、全身ぐったりとして生まれてくる赤ちゃんがいます。このような状態を新生児仮死といいます。 重症な仮死で生まれた赤ちゃんのでは、脳にダメージが生じて、意識障害やけいれんなどの症状が起きることがあります。重症新生児仮死で出生した場合、脳を保護し、できるだけ後遺症を残さないようにするための治療(脳低温療法)をおこなうことがあります。

先天異常

染色体異常(ダウン症など)、口唇口蓋裂など、生まれつきハンディキャップをもつ赤ちゃんが、家庭で安心して生活できるようにサポートしていきます。また、退院後も外来でフォローアップをおこない、療育施設と連携して赤ちゃんを見守っていきます。