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産科 詳しい診療案内

人は本来、自然に妊娠し、自然にお産ができる能力を持っています。当科では、その能力を生かして自然にお産して頂くことを基本方針にしています。しかし、古来お産には母児ともに常に危険がつきものであるのも事実です。よって〝自然分娩″と称して安易で分娩管理を行い、母児に危険なお産になってはいけません。いざというときのため万全の体制があって初めて安全な自然分娩を行うことができると考えています。

希望されるご夫婦には立会い分娩をしていただけます。

原則ご主人様のみとさせていただいています。分娩までまだ時間があるときはご主人様とだけでなく、上のお子様や、おじいちゃん、おばあちゃんとお過ごし頂くことができます。

立会い分娩のメリット

ご主人様が分娩に参加するメリットは、ご夫婦の連帯感を強め、奥様の不安を和らげたり、赤ちゃん誕生の感動を共有することで父親の育児に対する協力意欲が高まるといわれます。立会い分娩をされた奥様の中には、「夫は、立会い分娩をするつもりもなかったのに、背中をマッサージしてくれたり・・・いつのまにかその気になってくれている夫を見てとても嬉しかった!」という喜びの声が寄せられています。

立会い分娩のためにご主人様がしておきたいこと

奥様は、両親学級を第1回~3回まで受講していただいています。両親学級の第3回に限っては、夫立会いコースをご夫婦で必ず受講していただくようになっております。可能であれば、第1回、2回もご夫婦で参加していただいています。具体的に立会い分娩は分娩室から始まるのではなく、陣痛室でのご主人様のサポートの続き・・・とお考えください。頑張っている奥様の気持ちに寄り添っていただけるご主人様の存在はとても大きいものです。立会い分娩におけるご主人様の役割は沢山あるのです

赤ちゃんが生まれたあと、ご主人様は

生まれた赤ちゃんとご対面していただきます。初めてのおっぱいを吸っている姿など、ご覧になっていただいたり・・・と、生まれたての我が子にいっぱい声をかけてあげてください。

立会い分娩ができない場合

帝王切開の場合は、手術室での分娩となりますので立会いはできません。また、経腟分娩でも、分娩の最中に異常分娩(出血が多いときや、吸引分娩など)となった場合の緊急時は、立会いを中止させていただくことがありますので、あらかじめご了承ください。また、ご主人様のご都合で立会いの見合わせもご自由にしていただく事が可能です。

カンガルーケアでは、お産の直後から、赤ちゃんとお母さんの肌が直接触れ合うよう、ママの胸の間に赤ちゃんを包み込むように抱っこします。その姿が、おなかの袋に赤ちゃんを入れて育てるカンガルーに似ていることから、カンガルーケアといいます。

カンガルーケアの効果

  • 早期から親子のスキンシップが得られる。
  • 赤ちゃんの呼吸や睡眠が安定する。
  • 赤ちゃんの情緒が穏やかになる。
  • 母乳保育が促進される。
  • 親から常在菌を獲得することにより、赤ちゃんの免疫力が高まる。

カンガルーケアの方法

  • 分娩直後に、お母さんの胸の間に、裸のままの赤ちゃんを抱っこします。時間は赤ちゃん・お母さんの体調に合わせて決めていきます。
  • 病室でも、お母さんの服で赤ちゃんを包み込むように抱っこすることができます。

誰でもできるの?

  • 始める前に、親の同意と医師の許可が必要になります。赤ちゃんの呼吸・体温が安定しているか、などをみて判断します。
  • カンガルーケアはお父さんが行ってもかまいません

神戸市の基幹総合病院としてまた救急病院として、各科の協力の下、病気を持ちながらの妊娠出産、一般病院では管理困難な未熟児が予想される早産や、妊娠高血圧症候群・子宮内胎児発育不全などの妊娠中の合併症をもつ妊婦さんを積極的に受け入れています。

合併症(ハイリスク)妊娠・分娩では、出産後の児の管理も重要です。当院は神戸市および兵庫県南部の周産期センターとして多くの母体搬送・新生児搬送を受け入れています。小児科・新生児科が管理する未熟児・新生児センターは産科病棟に隣接し、産科との全面的な協力の下、当院で生まれたすべての児を含む新生児の管理を行っています。

当科では、未熟児・新生児センター(NICU)を併設しています。早く産まれた赤ちゃんや、何らかの病気をお持ちの赤ちゃんは、すぐに小児科医師の診察を受けることができます。

産科病棟には約45名の助産師がいます。

妊娠中から、1~3名の担当助産師が中心となって、産後1ヶ月まで継続して看護させて頂きます。

妊娠から分娩、産後の授乳や育児に対する情報提供、バースプランや育児の練習プランをいっしょに考えるなど、妊産褥婦の皆様が、安心して楽しく育児をすることがでいるようにサポートしています。

担当助産師は、妊婦相談室やマタニティクラス、前回ご出産時の担当者など、実際に関わらせていただいた助産師の中からご指名いただくこともできます。

※勤務上の関係で、担当助産師が不在の場合は、他のスタッフが対応させて頂きます。

ご案内

妊娠・出産に対するより細やかな支援を行うため、助産師が妊婦健診や保健指導を行う「助産師外来」を開設しています。

助産所のような親密さと病棟における医療が提供でき、妊産婦がリラックスした環境の中で安全で快適なマタニティライフを送れるようお手伝いすることを目的としています。産科医不足が深刻化する中で、これまで以上に助産師の専門性の発揮が求められており、医師と連携しチームとして産科診療をより充実させることを目的としています。

曜日・時間・場所

曜日・時間 毎週月曜日・水曜日 午前9時~12時、午後1時~5時、金曜日 9時〜12時
場所 3階 産科外来

実施内容

妊婦健診

妊婦と胎児の健康診査(問診、視診、外診、計測、聴診、内診など)と、超音波検査やNST(ノンストレステスト)を行う。定期的に医師の診察と組み合わせて健診を行う。

保健指導

栄養指導・体重指導や乳房ケアをはじめ、出産・育児のための心と体の準備を支援し、マタニティライフを快適に過ごす方法の助言などについても情報提供や相談対応を行う。

対象

妊娠16週以降で順調に経過している妊婦のうち、助産師外来の受診を希望される方
 

診察時間

60分/1人

料金

4,000円
「神戸市妊婦健康診査補助券」は使用できます。

予約

完全予約制
助産師外来受診の問合せ先:(078)302-4321までご連絡ください。

月曜日~金曜日の産婦人科外来を行っている時間帯に行っています。

皆さんが妊娠生活の中で困っていることや不安に思っていることを外来で助産師に相談していただけます。例えば、診察室で聞けなかったこと、体重管理のポイント、腰痛などのトラブル対策、赤ちゃんに関すること、お産についての疑問など、どんなことでも気軽にご相談下さい。

妊婦さんそれぞれに「担当助産師」を決めて頂き、できるだけ担当助産師が妊娠・お産・産後・退院後のお手伝いをさせて頂いています。

早い時期から担当助産師が決まっている場合は、出来る限り担当助産師がお話させて頂きます。

相談は無料です。

場所は診察室の手前です。

予約はいりません。

診察日以外でも立ち寄って頂けます。お気軽にお越しください。

第1回:第1金曜日
(妊娠8〜19週の方)
『妊娠のよろこび』
①妊娠中の過ごし方
②妊娠中の栄養について(栄養士より)
③妊娠中の歯の衛生、赤ちゃんの歯について(歯科衛生士より)
第2回:第2金曜日
(妊娠16〜23週の方)
『丈夫な赤ちゃんを産むために』
①お乳のすばらしさ
②赤ちゃん用品とお産準備
③妊婦体操
第3回:毎週日曜日
(妊娠30〜35週の方)
『楽なお産を』
①お産の準備
②お産の経過と過ごし方
③産科病棟、LDRの見学

各回 午前9:30~11:30または午後1:30~3:30(予約制)

当院で出産される方を対象に開催しています。

初めて出産される方は、是非ご参加下さい。立ち合い出産を希望されるご主人様は、第3回を受講して下さい。上のお子様、祖父母の方も参加できます。

当院のテキストを使用してお話させて頂きますので、テキストと母子手帳をご持参下さい。

受講申し込みは授乳相談室からお電話にてお申し込み下さい。

バースプランとは、患者さまと、そのご家族にとってより満足度の高いお産が出来るようにするため、妊娠中にどのようなお産がしたいのか、そのためにはどのような準備が必要かなど、お産はもちろん、妊娠中の過ごし方から育児についてまでの様々な考え方を含めて話し合うことをいいます。

当院では担当助産師・看護師制をとっています。妊婦相談で担当助産師が、妊婦健診に来院され妊婦相談室にこられたとき、話し合いをいたします。妊娠週数によって、その時の患者様ご自身が赤ちゃんへの思いが残せるようなメッセージカードの準備もしています。担当助産師と共に、赤ちゃんのことを思いながら、お産に向けて気持ちの準備も出来るように話し合っていきましょう。

当院では、完全母児同室を行っております。

お母さんと赤ちゃんが離れることなく同じ部屋で過ごします。赤ちゃんが、すぐそばにいることで、お母さんはとても安心できますし、赤ちゃんもお腹の中でずっと聞いていたお母さんの声が聞こえるところにいることで、お母さんの温もりや優しさを感じ、安心します。

赤ちゃんがないたら、すぐに抱っこしてあげることが出来ますので、将来の母子関係の基礎が出来ます。また、赤ちゃんと過ごす時間の中で、離れていては目に見えない赤ちゃんの様子や生活リズムを実感することができ、退院後の心配も減ることでしょう。

赤ちゃんが泣いた時、すぐにおっぱいをあげることは母乳分泌を促進することにつながります。母乳育児を退院後も安心して続けていくことが出来るように、毎日、スタッフがおっぱいの吸わせ方などのアドバイスさせて頂きます。

疲労が強くて少し休みたい、面会で部屋を離れる時はいつでも新生児室でお預かり致します。お気軽にご相談下さい。

母子同室中の面会時間

面会時間:15時~20時(休日も同様)

産まれたばかりの赤ちゃんは、昼夜を問わずお世話が必要な存在であり、お母さんは、分娩の疲労を回復させながら、その赤ちゃんのお世話をしなければなりません。お母さんの安静時間のため、面会時間は15時からとなっています。

直接赤ちゃんとご対面頂けるのは、4人部屋ではお父さんのみ。個室では、お父さん、おじいちゃんとおばあちゃんまでとさせて頂き、それ以外の方は新生児室の窓ガラス越しのご面会となります。

当院は母乳育児を目指しています。お母さまのご希望がございましたら、赤ちゃんの状況に合わせながら、ご希望に沿えるようケアしていきます。

母乳は赤ちゃんが育っていくために必要な栄養が完全にふくまれています。それだけではなく、人工乳では得られない免疫に関する物質が多く含まれています。ですから、母乳で育った赤ちゃんは、丈夫で健康に育つといわれています。また、母乳の赤ちゃんは頭がよくなるともいわれていますが、これは、DHAなどの脳や神経の発達に有効な物質が含まれているからです。また、母乳中の鉄分は人工乳に比べてからだへの吸収が優れています。そして、何より赤ちゃんのおなかの中で、消化吸収されるのが早く、赤ちゃんにとって優しい食物といえます。

妊娠中のおっぱいケア

妊娠中には外来で、おっぱいのチェックや指導を行っています。マタニティクラスでは母乳の利点や、母乳で赤ちゃんを育てることを具体的にイメージしていただけるようにお話したり、実際に模型を使ってマッサージの練習をします。

出産後、入院中の授乳

出産直後、お母さんと赤ちゃんがお元気なら、できるだけ早くお母さんに抱っこしてもらいお乳を含ませます。出生後すぐの赤ちゃんはとても意識がはっきりしていてお母さんの肌やおっぱいのにおい、感触をよく覚えてくれます。おっぱいがまだ出なくても吸わせることで、赤ちゃんは上手におっぱいを吸うようになりますし、おっぱいもよく出るようになります。小児科医師の診察をうけて生後1日目より母子同室がはじまります。同室中は赤ちゃんがほしがったときにお母さんは授乳をしていきます。

「授乳相談室」について

授乳に関するちょっとした相談から、乳腺炎などの相談に助産師が対応しています。乳房マッサージや搾乳をおこなったり、授乳や生活上の注意などをお話します。必要なら医師の診察を受けていただくよう手配したり、電話での相談は24時間受け付けています。マッサージは予約制になっていますので、お電話で予約時間などご相談ください(電話番号(078)302-4321「3階東病棟とお伝えください」)。当院以外で出産された方でもかまいません。授乳中の方であれば卒乳までどの時期でもかまいません。費用は相談のみであれば1000円、マッサージが必要な方は2000円です。

退院後の授乳に関することから、乳腺炎などのおっぱいのトラブル、その他育児での心配や気がかりなこと等について助産師に相談して頂けます。

必要時は、医師による診察を案内させて頂きます。

授乳相談は予約制になっております。当院以外でも出産をされた方も受診して頂けます。また、授乳中であればお産後の期間は問わず、どなたでもご相談頂けます。まずは、お電話にてご相談下さい。

電話相談、予約受付は24時間対応しております。

予約時間

9時~15時 1人/1時間
※緊急時は24時間対応も行っています。

費用

相談のみ 1000円
マッサージ 2000円

※医師の診察を受けられた場合は、診察料は別途必要です。

 

現在の妊婦検診において、超音波診断は必要不可欠なものとなっております。これにより、分娩予定日の修正や、詳しい赤ちゃんの発育について診断可能になってきています。また、最近の産科超音波診断技術の進歩により、分娩前に様々な胎児疾患も診断されるようになってきております。特に胎児疾患の診断には特別な技術とある程度の検査時間が必要です。

すでに、当科ではすべての妊婦さんに超音波検査を受けて頂いておりますが、一般の妊婦検診の時間内では胎児疾患などの十分な検査への対応が出来にくくなってきております。そのため当科では、超音波診断に最も適している妊娠中期頃(妊娠20週~30週)により専門的な超音波胎児診断を受けて頂くための特殊外来を設けております。

赤ちゃんの病気を妊娠中にチェックする事で、分娩前に新生児センター・小児科と連携をとり、妊娠、分娩、出生後の赤ちゃんの管理に役立てることが可能です。超音波検査だけで赤ちゃんの病気がすべて見つかる訳ではありませんが、ぜひ受けていただくようにお勧めいたします。

料金は2,000円です(当院初診の場合は別に初診料5,000円が必要です)

(なお、患者さまのご希望によるビデオ録画は、現在おこなっておりません。あしからずご了承ください)

当院の妊婦検診に来られてない方でも受診可能です。

かかりつけ医に相談し、地域医療推進課を通じて、FAX予約をしてください。