神戸市立医療センター中央市民病院のオフィシャルサイトです
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神戸市立医療センター中央市民病院と西市民病院は、それぞれの役割と医療機能
に応じて、これまで、地域の医療機関と連携を図りながら、市民の生命と健康を守る
という市民病院としての役割を果たしてきました。一方で、医療費抑制のための
医療保険制度改革や医師不足の影響など、病院を取り巻く環境が急激に厳しくなる中、
従前から患者サービスの向上や経営改善にも努めてきましたが、両市民病院の経営状況
は極めて深刻化しており、今まで以上に機動性や柔軟性の高い病院運営を行っていく
ことが急務となっておりました。そこで、平成17年度から運営形態の見直しについて
検討を行い、平成19年6月には地方独立行政法人移行という方向性を示しました。
その後平成20年3月には法人の概要を定めた定款を、平成20年9月には市が法人に
示す中期目標を、平成21年3月には法人化に関連する条例を議決していただき、
総務大臣の認可を経た上で、平成21年4月1日、中央・西両市民病院は
「地方独立行政法人神戸市民病院機構」として新たなスタートを切りました。
もちろん、地方独立行政法人に移行しても、両病院が市民病院であることには変わり
はなく、これまで同様、中央市民病院は全市の基幹病院として救命救急センター
としての役割を担い、
西市民病院は市街地西部の中核病院として、救急医療や高度・
先進医療などをはじめ、質の高い医療を安全に市民に提供していきます。
また、柔軟性・機動性といった地方独立行政法人の利点を活かして、職員の能力
の向上や優秀な人材の確保に取り組むとともに、複数年契約など多様な契約手法
を導入することによって、経営改善を図り、市民・患者のみなさんのニーズに応じた
医療やサービスをより迅速かつ安定的に提供していきます。併せて、平成22年度
の施設完成を目標として、新しい中央市民病院の移転・整備も進めてまいります。
これからも、2つの市立医療センターが、引き続き質の高い医療を安全に提供し、
市民の生命と健康を守るという役割を果たしていけるよう、役職員一丸となって
取り組んでまいりますので、皆様のご理解をお願いいたします。
地域医療部
「何かあったら大きな病院の方が安心」と、いきなり当院の外来に来られる患者さんがいらっしゃいます。「診療所と病院と2か所を二日かけて行くより、最初から大きな病院に行って一日で済ませたい。」という気持ち、わからないでもありません。でも、大きな病院なら安心できるかというと、そうとも限りません。なぜでしょう?
医師は、患者さんを診察するとき、患者さんの訴えの原因がどこにあるか「推理」します。その際、「謎解き」(症状の原因特定作業)の手がかりになるのが、問診票、患者さんが訴える症状、医師の質問に対する患者さんの答え、などです。これらの手がかりをもとに「推理」し、怪しいと思われるところを検査(血液検査、レントゲン、CT、MRなど)して裏付けを行い、病気を特定して診断します。この「謎解き」、手がかりが多ければ多いほど、医師の診断が容易に、つまり診療が円滑になります。そして、重要な手がかりとなるのが、行きつけの医療機関(かかりつけ医)の医師が書いてくれる紹介状(診療情報提供書)です。ここから、患者さんが過去にどのような病気にかかって、どのような治療を受けてきたか、いま飲んでいる薬は何か、検査結果はどうだったか、などの情報が得られれば、診察する医師は病気を特定しやすくなり、不必要 な検査や待ち時間を省略できます。
このようなことから、当院は「紹介制」をとり、紹介状をお持ちの患者さんを優先して診療いたします。早く的確に医師に診療してもらうために、普段から行きつけの医療機関(かかりつけ医)を持ち、紹介状を持って受診されることをお勧めします。医療機関を通じてなら、初診患者さんでも予約が取れて待ち時間が短くてすみますので、
紹介状の作成依頼とともに診察予約も依頼してください。
もしもの時も「かかりつけ医」
当院の救急外来には、年間約41、000人の救急患者さんが来院されますが、救急外来
の目的は「休日や夜間に発症した患者さんを手遅れにしない」ためにあります。このような
緊急を要する救急患者さんの診療を行う際も、かかりつけ医からの情報提供(紹介状など)
があれば、迅速で的確な診療が容易になります。
救急患者さんの中には、救急外来にしか来ない患者さんや、あちこちの医療機関の救急外来
だけを渡り歩く患者さんがいらっしゃいます。このような患者さんの場合、継続した診療情報
が得られないため、迅速で適切な医療を受けるという点で不利になりますから、良い医療概関
の利用方法とは言えません。
地域で医療を分担して皆さんの健康を守ります
当院での診療が一段落した患者さんに ついては、地域の医療機関をご紹介いたします。「見放された」、「見捨てられた」と 嘆かれる患者さんがいらっしゃいますが、そうではありません。大きな病院には多くの医師 がいますが、同じ病院に長く在職する医師は多くありません。その点、地域の診療所の医師 (かかりつけ医)は、長い期間、患者さんを見守ることができます。「かかりつけ医」が軽症 な疾患や慢性疾患の治療など、普段の健康状態を継続的に見守り、何かのときには、患者さん の病歴や服薬情報を把握している「かかりつけ医」から適切な病院に紹介してもらうのが上手 な医療機関の利用方法です。ですから、通院しやすい自宅や職場の近くに、「かりつけ医」を 持つことが大切です。当院では、地域の「かかりつけ医」をご紹介する「かかりつけ医相談窓口」 を設置しておりますので、お気軽にご相談ください。
最終更新日 平成22年9月15日